top of page
検索

トレーニングをする前に愛犬を散歩に連れて行こう!実は大きい散歩のメリット

10月8日
読了時間: 4分

愛犬が「飛びかかる」「家の物を壊す」「よく吠える」

「とにかく落ち着きがなくて困る」・・こんな行動にお困りではありませんか?


これらの愛犬の困った行動を改善しようとトレーニングする前にできること、

それは・・「お散歩」です!


Tiiraらが2016年に行った約13,000頭の犬を対象とした大規模調査では

運動量や精神的な刺激の不足している犬は「攻撃性」「過剰な吠え」

「破壊行動」「不安症」を引き起こすリスクを高めることが報告されています。


BOW SIDEでも、トレーニング開始前に「毎日のお散歩時間の見直し」や

「お散歩中の活動」についてご提案させていただくことがありますが

今回は、その理由とお散歩のメリットを3つご紹介したいと思います。






❶お散歩は心身の健康状態の維持・向上させることができる


適度な運動が身体の健康に欠かせないのはもちろんですが、

朝のお散歩は精神的な健康にも大きな効果があります。


朝の自然光を浴びながら「歩く」という一定のリズム運動をすることで、

幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が活性化することが報告されています。

セロトニン量が増えることで、興奮や衝動の抑制、恐怖や不安に関連する扁桃体という

脳の活動を抑制する働きを正常化する効果が得られることが報告されています。



❷お散歩にはリラックス効果がある


運動を行うことで脳内に「エンドルフィン」という神経伝達物質が放出され、ストレスや不安を和らげる効果があると言及されています。 

また犬が匂いを嗅ぐ行動は、「心拍数を下げてストレスを和らげる効果」や「ドパミン(やる気・幸福感のホルモン)を分泌させる効果」があることが知られています。



❸お散歩は犬の行動ニーズを満たすことができる


子犬 18〜20時間

成犬 12〜16時間

老犬 18〜20時間


上記の時間は、犬が1日に「休息」や「睡眠」に費やす時間とされています。

実は、犬はとても多くの時間を「休むこと」に費やす動物です。


そして、この休息以外の時間は何をしているのか?


自由に放浪できる野犬の行動を調査した報告によると

犬たちは、自分たちが生活する縄張りに異常がないか歩き回り

食べ物を探しに歩き回り、発情期には相手を探しに歩き回り

時には新しい住処に引っ越すために縄張りの外まで探索しに歩き回り

遊べる物を見つけ出したり、相手を見つけて遊んだりと


まさにお散歩と同じ「歩き回り、周辺環境の探索活動」をしているのです。


犬たちにとってお散歩は、犬らしい自然な行動や活動を満たせる機会と言えるのです。


何より外の環境は、変化の少ない退屈な家の中に比べて、

常に新しい情報で溢れています。

「昨日はなかった他の犬の匂いや姿」「野生動物が通った匂い」季節によっては「風景」「虫の鳴き声」も変わり、「雨が降っている」「風が強い」「太陽が眩しい」

「暑い」「寒い」「歩いている人」「横を通る車」は毎日同じではありません。


この視覚・嗅覚・聴覚・触感からたくさんの刺激に触れること自体が

脳を活性化させるのに役立ち、適度な疲労感を生みます。


人も犬もしっかり活動した後は、たっぷり休息が必要になります。

休息している時間が増えることで、問題行動を起こす機会そのものを減らすこができ、

結果的に人も穏やかに過ごせる時間が増えます。


もし愛犬が家の中で「よく吠える」「落ち着きがない」「イタズラが多い」と思ったら、

まずはお散歩の「回数」や「時間」「匂い嗅ぎの時間」を増やしてみることや、

たまには「いつもと違うお散歩コース」に道を変えて歩いてみることから

始めてみるのはいかがでしょうか?


お散歩にはたくさんのメリットがあり、今回だけでは伝えきれないほどですが、

トレーニングを開始する前に、できるお散歩のメリットのご紹介でした。





※ お散歩で歩けない・歩こうとしない犬の場合には、まずはお散歩で歩けるように

  練習することから始めましょう!










参考文献

1. Tiira, K., Sulkama, S. and Lohi, H. (2020) ‘Prevalence, comorbidity, and breed differences in canine anxiety in 13,700 Finnish pet dogs’, Scientific Reports, 10, art. no. 2970.

2. Rosado, B., García-Belenguer, S., León, M., Chacón, G., Villegas, A. and Palacio, J.(2010) ‘Blood concentrations of serotonin, cortisol and ACTH in aggressive and non-aggressive dogs’, Applied Animal Behaviour Science, 125(3–4), pp. 124–130.

3. Dürr, S., Ward, M. P. and Coleman, B. D. (2017) ‘What influences the home range size of free-roaming domestic dogs?’, Epidemiology & Infection, 145(7), pp. 1339–1350.

4. Sen Majumder, S., Bhadra, A. and Ghosh, A. (2014) ‘How do free-ranging dogs spend their time? Urban stray dogs show a complex behavioural pattern’, Journal of Ethology, 32(2), pp. 67–73.

5. PetMD Editorial Team (2023) How Much Exercise Does a Dog Need?, PetMD. Available at: https://www.petmd.com (Accessed: 8 October 2026).




 
 
 

コメント


bottom of page